どんな幼稚園? outline
しっかりした基礎をつくる『器教育』
幼稚園に通う時期はいろいろなことを吸収し、身につける時期でもあります。日常の生活のなかで、体験しながら自然と身につき、先生に見守られ、子どもたち自身が気づく。勉強などの知識も基礎がしっかりしていなければ、身につきません。
須玖幼稚園の卒園式でテレビ局の取材がありました。
「小学校で何をしたいですか?」の質問に対して、「勉強がしたい。僕は算数!」「私は国語!」など9割の子どもたちがこのように答えました。
また、ある小学校の卒業式で担任の先生がひとりの女の子に言いました。「卒業おめでとう。あなたが一番よ」通知表を見るとオール「よく出来ました」でした。この子も須玖幼稚園の卒園児です。
こんな話をすると、「須玖幼稚園って、どんな英才教育をしているの?」「英語?」「算数?」「漢字もやっているの?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。いえいえ、全然やっていません。子ども達は、毎日元気に、笑って、遊んでいます。
きちんとした基礎をつくることが、子どもたちの未来につながる大きな土台になるのです。それが『器教育』です。
「報恩謝徳」の心を育てる
お寺の境内にあり、特別に宗教教育は行っていないものの、仏教の教えを子どもたちに教えています。
「報恩謝徳」とは、「恩に報いて徳に感謝する」という意味。特に感謝の気持ちを忘れないということを、先生とお友だちとのかかわりなどから、自然に学んでいきます。また、礼儀を重んじ、心から「ありがとう」や「ごめんなさい」が言える子どもたちを育てています。